最新価格相場
フェラーリF40：コンディション別の相場価格（2022年11月時点）
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価格推移（CLASSIC.COM）
フェラーリF40：過去5年間の販売価格の推移
CLASSIC.COMのデータを引用しています。
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フェラーリ F40のモデル概要
1987年9月のジュネーブショーで発表されたフェラーリF40は、フェラーリ社の40周年記念モデルとして、今も熱狂的なファンがいる名車です。このモデルが発表されたちょうど約1年後、創設者エンツォ・フェラーリは死去します。その為、フェラーリF40は、エンツォ・フェラーリが自ら発案し、生産に関わった最後のモデルとして、今でもフェラリスタの中で特別な存在となっています。
フェラーリ F40の開発とメカニズム
フェラーリ F40は、グループB競技用に設計されたフェラーリ288GTOエボルツィオーネを基に開発されました。その車体は、軽くて強固なクロームモリブデン鋼を使った鋼管スペースフレーム構造をしており、そこに複数のサブフレームを組み合わせてサスペンションやパワーユニットを搭載しています。フェラーリ F40は、その強固なフレーム構造により、ボディには新しい軽量素材を使うことが可能になりました。そこでボディパネルにカーボン素材が多用され、車両重量1100キロという軽さを実現します。そしてパワーユニットは、水冷V型8気筒DOHCエンジンをミッドに縦置きし、IHI製のターボチャージャーを組み合わせます。その結果、フェラーリF40は最高出力478PS、最大トルク58.8kgmで、最高速度324km/hという驚異的なパフォーマンスを発揮しました。
ピニンファリーナによる特徴的なボディデザイン
フェラーリ F40のボディデザインは、ピニンファリーナのチーフデザイナーを務めていたレオナルド・フィオラバンティの監修のもと、アルド・プロバローネが担当しました。大型のリヤウイング、リヤエンドのディフューザー、フラットフロアなど、最先端のエアロダイナミクスが追求されており、ヘッドライトは薄型四角形状で、リトラクタブル方式が今になっても非常に魅力的です。
予想を超える好調な販売セールス
フェラーリF40は、フェラーリのスペチアーレモデル（限定特別車）としては非常に生産期間が長く、1987年から1992年にかけて1315台が生産されます。当初は400台程度の生産を予定していましたが、世界中からのオーダーが殺到し、予定の4倍近くが生産されることになりました。当時、日本ではバブル経済の真っ只中にあったこともあり、新車価格4650万円に対し、2億5000万円のプレミア価格が付いたこともありました。
フェラーリ F40の諸元表・スペック
| 販売期間 | 1987-1993年 |
|---|---|
| 生産台数 | 1,311台 |
| ボディスタイル | 2ドアクーペ |
| サイズ（全長×全幅×全高） | 4,430mm×1,980mm×1,130mm |
| 車両重量 | 1,110㎏ |
| エンジンタイプ | 水冷V型8気筒DOHC 2,936cc |
| 最高出力 | 478hp/7,000r.p.m |
| 最大トルク | 58.8kgm/4,000r.p.m |
| ミッション | 5速MT |
| 駆動形式 | MR |
| サスペンション | ダブルウィッシュボーン |
| 最高速度 | 324km/h |
バイヤーズガイド
フェラーリF40の購入の際に気を付けるポイント
フェラーリF40は、歴代スペチアーレ（限定車）の中で生産台数が比較的多いモデルですが、電子制御のないメカニズムにハイパワーエンジンを搭載した、いわば公道のレーシングカーの為、現在では多くの個体が事故車となっています。その為、1,311台の生産台数に対して現存台数は少なくなっています。しかし、その人気から、今は事故車でも流通している個体が増えてきています。当然、事故歴のないコンディションの良い車両は非常に高額となっていますが、事故歴のある個体でも高額な価格がついている事もありますので、購入の際は信頼のおける専門家にサポートしてもらう事を必須です。
購入車両の探し方
販売されている個体は非常に少ないのですが、まずは大手販売サイトや個人売買の仲介サイトで現在販売中の車両をチェックします。
現在、販売中のフェラーリF40をしらべる。
ご希望の車両がない場合は、クラシックカー専門店に依頼します。クラシックカー専門ショップでは大手販売サイトに掲載されていないモデルでも世界中の業者ネットワークから探し出すことが出来ます。
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