オースティン ミニモークのモデル概要

1964年8月にミニ・シリーズ最後の派生モデルであるミニ・モークが誕生しました。開発当初、ミニ・モークは不整地で使用される軍用車として研究され、いくつかの試作車まで製作されましたが、結局ロードクリアランスの不足などもあり軍用車としての正式採用は見送られました。しかし、その数年後、一般車として姿をかえて登場します。

ミニモークはバギーのようなオープンボディに駆動系を収めたフロントのサブフレームとリアアクスルを取り付けたリアサブフレームを組み付けるという奇抜な方法で生まれました。ホイールベースはミニ・クーパーなどと同じ2,036mmですが、ボディサイズは3040mm✖️1360mm✖️1315mmと大きく異なっており、最低地上高も軍用車を意識していた為、ミニ・クーパーより少し高い162mmとなっています。車重はサイドドアもないバギー型のオープンボディのため当然ながら軽く、535kgとなっています。内装は至ってシンプルで、ダッシュボードの中央に丸型のメーターが置かれているだけです。シートもドライバー用が1つ備わっているだけとなっており、助手席や後部座席はオプション扱いになっていました。

この一風変わったミニ・モークは、デビューと同時に多くの用途で使われました。しかし、次第に不整地や山道を走るにはパワー不足といった声が広がり、さらにロードクリアランスの向上も求められました。そうした声を踏まえ、のちにレイランド・オーストラリア社から1098ccのエンジンを搭載した、改良型ミニ・モークである通称”ビッグ・モーク”が生まれ、その結果、オースチン社から販売されていたミニ・モークは1968年を以って生産を終了しました。

オースティン ミニモークの価格相場

ミニ・モークは大変個性的な外観のモデルなので好き嫌いは別れますが、ミニ愛好家ならばコレクションに入れておきたいモデルとして確立しています。そのため価格相場は安定しており、一旦2018年に価格が上昇した後は安定して横ばいの推移となっています。尚、現在の価格相場は、💲11,000-39,500です。現存しているミニ・モークの多くはミニ愛好家のコレクションの一部となっていますので、比較的大事にされている車両が多いです。そんな愛されているミニ・モークですので、今後もしっかりと価値を保ったまま後世に伝えていってもらいたいものです。

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《HAGERTY情報》 2020年6月時点

コンディション1(Concours) $39,500
コンディション2(Exellent) $29,500
コンディション3(Good) $18,500
コンディション4(Fair) $11,000

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オースティン ミニモークの詳細スペック

《販売期間》 1964-1968年
《乗車定員》 4名
《ボディスタイル》 オープン
《エンジンタイプ》 水冷直列4気筒OHV 848cc
《最高出力》 34ps/5,500r.p.m
《最大トルク》 6.1kgm/2,900r.p.m
《ミッション》 4速MT
《全長×全幅×全高(mm)》 3,050×1,360×1,420
《車両重量(kg)》 535
《最高速度》 -km/h以上
《生産台数》 -台

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