クラシックカーライフを始める初心者におすすめの入門モデルと選び方

魅力的なデザインのクラシックカー。興味はあるけど、購入した後の維持を考えると不安で一歩踏み出せない人も多いはず。確かに故障した際の部品の入手が難しく、上級者向けのモデルも存在している事は事実です。その反面、部品の調達が容易で修理も難しくなく、乗っていて楽しいクラシックカーもあります。そんな最初のクラシックカーにオススメの入門モデルをご紹介します。

おすすめクラシックカー入門モデル

Porsche 356シリーズ

まずはポルシェ社から初めて量販された市販車356シリーズです。ポルシェ356は356PreA~356Cまでマイナーチェンジを繰り返しながら長年販売されてきたベストセラーです。ワーゲンビートルとの兄弟車としても有名ですが、非常にシンプルな構造で部品の調達も容易となっており、クラシックカー入門車に特におすすめのモデルです。最近、非常に盛んになっているクラシックカーラリーにも参加でき、かつ頑丈で壊れにくい為、非常に人気があります。また、チューニングしてサーキット走行も楽しめたりと非常にマルチな使われ方をする人気モデルです。

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詳細情報【クラシックカー旧車価格相場】ポルシェ356C(Porsche 356C)

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Porsche 911 ナロー

356シリーズと同じくポルシェ社から現代も続く911シリーズをご紹介します。通称ナローポルシェと呼ばれるこの初代911は1968~1973年までが中心となりますが、356シリーズに代わるポルシェ社のフラッグシップモデルとして誕生しました。2.0~2.4リッターのエンジンを搭載し、356シリーズよりもパワフルかつ剛健な走りを味わえます。356シリーズも同様ですが、リアエンジンリアドライブのシンプルな構造と空冷方式のエンジンを搭載している事から、故障も少なくオーバーヒートの心配もいりません。さらにリアエンジンによるリア偏重の重量配分の為、パワーステアリングがないにも関わらず、非常にハンドリングが軽いのが特徴です。初心者におすすめのモデルではありますが、その完成度の高さからクラシックカーのベテランにも非常に愛されている名車です。

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詳細情報【クラシックカー旧車価格相場】ナローポルシェ 911(Porsche 911 901型)

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Triumph TR3A

トライアンフのTRシリーズは、軽量なオープンロードスターボディに2リッターのエンジンを搭載し、ブリティッシュライトウェイトスポーツカーとして北米で非常に人気がありました。イギリス車全般的に部品の供給はしっかりしており、さらにTR3はクラシックカーコレクターが多く存在する北米で販売台数が多かった為、純正部品のみならず、中古やリビルトなど様々なパーツの供給体制が整っています。その為、維持もしやすく、さらにはクラシックカーイベントなどへの参加も出来る事からクラシックオープンカーでイベントに参加したい方におすすめするモデルです。

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詳細情報【クラシックカー旧車価格相場】トライアンフ TR3(Triumph TR3)

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MGA

同じくイギリス車からはMGAをご紹介します。こちらもクラシックカーイベントの常連で、販売台数も多かったことから愛好者が多くいます。部品の入手がしやすく、価格も比較的安いためクラシックカーの中では維持しやすい分類に入るでしょう。英国の名門MGのライトウェイトオープンカーで海沿いをドライブなんていかがでしょうか。

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詳細情報【クラシックカー旧車価格相場】MGA(エムジーエー)

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Alfa Romeo Juliaシリーズ

最後にイタリア車からアルファロメオのジュリアシリーズをご紹介。1300ccのエンジンを搭載した1300GTジュニア 通称「段付き」や1750GTVなど幅広いラインナップを揃えているのがジュリアシリーズです。部品の入手も問題なく、日本国内にも整備、修理を行ってくれる専門ショップもありますので比較的維持しやすいモデルと言えるでしょう。ただ、ドイツ車と比べてボディの造りは簡素な部分もありますので、その点は注意が必要です。ただ、クラシックカーの中では比較的購入しやすい価格帯でもありますのでイタリアンクラシックカー入門としておすすめの1台です。

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詳細情報【クラシックカー旧車価格相場】アルファロメオ GT1300ジュニア(Alfa Romeo GT1300 Junior)

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クラシックカーの入門に適した車の条件

ご紹介したクラシックカー以外にもおすすめの入門モデルはありますが、お目当てのモデルを購入する際に維持のしやすさを見極めるポイントをまとめてみます。

部品が流通している

クラシックカーを維持する上で最も苦労するのが部品の調達です。すでに生産が終了して何十年も経っているクラシックカーは現代の自動車のように販売店へ行ってすぐに部品が購入でき、修理してもらえるわけではありません。また、外装パーツや内装パーツ、さらには消耗品でそれぞれ部品調達方法や入手難易度も違います。その為、クラシックカー入門者は、まず部品の流通が多く、入手が容易なモデルを選びましょう。モデルによっては流通している部品を組み合わせて1台完成車が完成してしまうほどの流通をしているモデルもあります。最近ではヨーロッパの自動車メーカーを中心にクラシックカー部門を立ち上げ、メーカーとしてのクラシックモデルのサポートを行うようになってきていますのでサポート体制がしっかりしたメーカーから車種を選ぶことも1つの方法かと思います。その中でもフェラーリのクラシケ部門は昔から有名ですが、他にもメルセデスベンツやポルシェ、ジャガーもクラシック部門がしっかりしており、日本でも販売ディーラーでクラシックモデルの修理や販売をスタートさせています。

機械としての構造がシンプルで修理が容易

クラシックカーは現代の自動車のように電子制御部品がなく構造がシンプルです。その為、部品点数も少なく故障も限定的です。ただ、自動車の構造を各社が模索していた時代でもあり、それぞれのモデルで良い点もあれば、逆に弱点もあります。そこがクラシックカーの魅力でもありますが、最初は弱点が少いモデルを選びましょう。この点ではポルシェが圧倒的に優れており、356シリーズや空冷911がおすすめです。リアエンジンリアドライブという非常にシンプルな構造と水冷システムを持たない空冷構造のため、真夏の炎天下でも気にせずドライブ出来てしまう頑丈さを持っています。

愛好者が多く、助け合えるネットワークがしっかりしている

残念ながらクラシックカーは思いもよらないトラブルが付き物です。そんなときに頼りになるのが仲間の存在です。多くの愛好者がいるモデルは、リアルの世界でもネットの世界でも大きなコミュニティを作り、積極的な情報交換がされています。トラブルの対処法や部品の入手方法、時にはネットワーク内での部品取引やクルマ自体の取引もされています。その為、初心者は先生や先輩の多いモデルから入門する事が良いでしょう。

排気量が小さい

オーバーヒートなどの熱対策はクラシックカーの最も頭を悩ますところです。大排気量車は熱量も大きく、冷却機能も不十分だった時代で、どうしても熱対策に気を使います。逆に小排気量車は比較的オーバーヒートしにくく、扱いやすくなっています。また、大排気量車はどうしても部品点数が多くなり、故障の頻度も上がりますので避けた方が無難でしょう。

そしてドライブなどで突然トラブルに直面した際、手押しで車両を移動しなければなりません。その際、小排気量車の方が車重も軽く、一人だった場合にも扱えるといった事もありますので、初心者は小排気量モデルから選んだ方が無難です。

(番外)コンディションが良い

初心者におすすめの入門モデルを選定するポイントをいくつかご紹介していきましたが、最終的には個体ごとのコンディションが一番重要です。そこで初心者におすすめなのは、初めにしっかりとした良いコンディションの車両を多少相場より高くても購入する事です。初めに安い個体を購入して、自ら修理を行って楽しむ方法もありますが、クラシックカーは部品を入手する難易度がパーツ毎に異なっており、最悪の場合、入手できないいった状況もあります。また、入手したパーツを使って上手く修理が出来たとしても、そのモデルの本来の性能を発揮できるかどうかもわからないのがクラシックカーです。長年、大切に扱われ、適度にドライブされて良いコンディションを維持してきた個体にはどれも敵わず、個体によっては全くの別物といったレベルでパフォーマンスが違ってきます。その為、最終的に損をしない為にも良い個体を相場より高くても購入する事が、金銭的だけでなく、精神的、時間的にも有効です。

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