アルファロメオGT1300ジュニアのモデル概要
アルファロメオ社は、初代ジュリエッタの後継モデルとして1962年にアルファロメオ・ジュリア、その翌年にジュリア・スプリントGTを発表します。そして、ジュリア・スプリントGTの普及版としての位置付けで、アルファロメオGT1300ジュニアを1966年にデビューさせました。
当時ベルトーネに所属していたジウジアーロのデザインによるコンパクトで軽量なボディに、89馬力を発生させる1,290cc DOHCオールアルミエンジンを搭載。更に5速ミッションを組み合わせることで非常に運転が楽しいスポーティクーペに仕上がっています。また、アルファロメオGT1300ジュニアのアイコンとも言えるのが、ノーズパネルとボンネットフードにある段差で、このことからアルファロメオGT1300ジュニアは“段付き”の愛称で呼ばれています。
そしてアルファロメオ1300GTにもコンペティションモデルが存在します。アルファロメオGTA 1600の登場から遅れること3年、アルファロメオがグループ2、1300ccツーリングカー選手権を制すべく、1968年に投入したマシンがアルファロメオGTA 1300 Juniorです。GTAの”A”はイタリア語で「軽量化」を意味する”alleggerita”の頭文字で、ボディやメカニカルパーツをアルミやマグネシウムで作り替え、エンジンも専用のものが開発されたレースで勝つことだけを目的に開発されたレーシングモデルでした。多くはレースに投入されましたがストラダーレと呼ばれる公道仕様も売られています。結局アルファロメオGTA1600とGTA1300を合わせてホモロゲーション取得基準の1,000台が作られ、そのうちアルファロメオ1300GTAは447台が生産されました。ただレース向けの記録に残っていないような例外的な生産もあったため、本当の台数はわかりません。
イタリアンクラシックカーの中でも人気のアルファロメオ。その中でも段付きのGT1300ジュニアは特に人気があり、クラシックカーイベントだけでなく、クラブマンレーサー風にモディファイした愛車で週末の早朝ドライブを楽しむ人も多く存在します。また、クラシックカー初心者でも、部品も豊富にある上、メンテナンスショップも多いので、入門車としてもおすすめのモデルです。
①アルファロメオGT1300ジュニアの価格相場
2014年に一段価格が上昇しましたが概ね安定した相場となっています。日本でも専門店があり、比較的購入しやすいモデルです。300万円程の予算があれば探せるでしょう。ちなみに欧米では$10,200-29,300の相場で現在取引されています。
コンディション1(Concours) $29,300
コンディション2(Exellent) $22,500
コンディション3(Good) $17,600
コンディション4(Fair) $10,200
▶ ガリバーで『アルファロメオ GTA1300ジュニア』の在庫車を問い合わせる
アルファロメオGT1300ジュニアの詳細スペック
《販売期間》1966-1977年
《乗車定員》4名
《ボディスタイル》2ドアクーペ
《エンジンタイプ》水冷直列4気筒DOHC 1,290cc
《最高出力》89hp/6,000r.p.m
《最大トルク》14.0kgm/3,200r.p.m
《ミッション》5速MT
《全長×全幅×全高(mm)》4,076×1,587×1,320
《車両重量(kg)》930
《最高速度》170km/h
《生産台数》-台
②アルファロメオGTA1300の価格相場
ホロモゲーションモデルであるアルファロメオGTA1300ジュニアは、特別モデルだけあって価格相場も別格です。2013年から急騰した相場は現在$138,000-255,000にまで上昇しています。クラシックカーとしては比較的新しく特別モデルで生産台数も少ない為、今後の価格上昇にも目が離せないモデルです。
《HAGERTY情報》 2017年1月時点
コンディション1(Concours) $255,000
コンディション2(Exellent) $207,000
コンディション3(Good) $156,000
コンディション4(Fair) $138,000
▶ ガリバーで『アルファロメオ GTA1300ジュニア』の在庫車を問い合わせる
アルファロメオGTA1300の詳細スペック
《販売期間》1968-1972年
《乗車定員》4名
《ボディスタイル》2ドアクーペ
《エンジンタイプ》水冷直列4気筒DOHC 1,290cc
《最高出力》96hp/6,000r.p.m
《最大トルク》16.2kgm/3,000r.p.m
《ミッション》5速MT
《全長×全幅×全高(mm)》4,076×1,587×1,315
《車両重量(kg)》760
《最高速度》210km/h
《生産台数》-台
DeNAが運営する頭金0円、車検/保険料などが全てコミコミの月額定額カーリース【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】で車のサブスクを検討してみる>>