【最新価格相場】メッサーシュミット KR200（Messerschmitt KR200）｜旧車・ヴィンテージカーを売買する人の為のクラシックカー投資研究所

メッサーシュミット KR200のモデル概要

メッサーシュミットKR200は、第二次世界大戦時に戦闘機で有名だったメッサーシュミット社によって、1950年代に短期間だけ生産された特徴的な3輪のクルマです。2つの前輪と1つの後輪で車体が構成され、バイクのように操縦を行います。その為、ステアリングは円形ではない棒型のハンドルが採用され、アクセルもオートバイと同じようにハンドルバーのハンドグリップで行う形式となっています。エンジンは、後部に取り付けられており、後輪駆動でパワーは10馬力しかありません。ブレーキは、3つのホイール全てが機械式ドラムブレーキとなっています。

特徴的なボディデザインも、クルマと言うよりもスクーターバイクのようなデザインとなっています。プラスチック製のバブルトップを開けて上から前後2人乗りとなる座席に乗り込みます。のちにカブリオレも導入されますが、こちらはプラスチック製のバブルキャノピーの代わりに標準的なビニールのコンバーチブルトップが採用されていました。

メーカーによるとメッサーシュミットKR200は、この非力なスペックで最高時速65マイルに達すると公表されています。また、1955年にメッサーシュミットKR200は24時間平均速度の記録や低排気量車の世界記録を樹立しました。

ドイツでは1953年から1954年の2年間にメッサーシュミットKR175が約1万台製造され、メッサーシュミットKR200にモデルチェンジした1955年から1964年の9年間でも約4万台が製造されています。その後、メッサーシュミット社は1956年に自動車製造を辞めて、再び本業の飛行機に戻りました。しかし、メッサーシュミットKR200のモデル名には、メッサーシュミットのブランド名は残りました。

メッサーシュミット KR200の諸元表・スペック

販売期間	1955-1964年
生産台数	約42,000台
ボディスタイル	タンデム型
サイズ（全長×全幅×全高）	2,817mm×1,250mm×1,193mm
車両重量	235㎏
エンジンタイプ	空冷2サイクル単気筒 191cc
最高出力	9.7ps/5,000r.p.m
最大トルク	1.5kgm/3,800r.p.m
ミッション	4速MT
駆動形式	RR
サスペンション	ラバースプリング
最高速度	105km/h

バイヤーズガイド

メッサーシュミット KR200の購入の際に気を付けるポイント

メッサーシュミットKR200は、イセッタなどのモデルと共に”バブルカー”と呼ばれ、一つの愛好者のコミュニティがあります。その為、投機対象とはなりにくく、価格は比較的安定しています。ただ、コンディションのバラつきは大きい為、愛好者のコミュニティを探して、細かな情報を得てから購入するのが良いでしょう。

購入車両の探し方

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