マツダ コスモスポーツのモデル概要
1963年の第10回全日本自動車ショー(後の東京モーターショー)にて、マツダは2種類のロータリーエンジンの試作とロータリーエンジン搭載車両のプロトタイプの写真を展示します。そして翌年1964年の第11回東京モーターショーでは、プロトタイプの実写が正式に出展され、名称を「MAZDA COSMO」と発表されました。そして1966年の第13回全日本自動車ショーでは「MAZDA COSMO SPORTS」の名称で1967年春発売予定と発表されたのでした。
マツダ コスモスポーツは、世界初の実用・量産ロータリーエンジン搭載車として自動車史でも重要なモデルです。フロントに110馬力を発生させる2ローター982ccのロータリーエンジンを配置し、そこに4速マニュアルミッションが組み合わされています。車体は、4輪独立のサスペンションを採用し、フロントはディスクブレーキ、リアはドラムブレーキとなっています。
マツダ コスモスポーツは前期モデルと後期モデルに分かれますが、1967年5月から1968年7月まで生産された個体が前期モデルとなっています。その後生産された後期モデルはマイナーチェンジが施され、5速トランスミッション、15インチホイール、6インチのホイールベースの延長などの改良がされています。また、128馬力までパワーアップされ、最高速度も向上しています。
マツダ コスモスポーツは国内では1972年までに1,176台が販売されました。
マツダ コスモスポーツの価格相場
マツダ コスモスポーツは2014年から急激な高騰を見せ、2015年のピーク時までの1年間で3倍以上の価格上昇がありました。その後は高騰しすぎた為か価格は下落してきており、現在では欧米相場で$80,000-171,000になっています。生産台数が非常に少ないモデルですが、日本国内では昔から所有し続けているオーナーも多く、クラシックカーイベントや公道でも見ることがあります。日本では1,000-1,500万円が相場といった所です。
コンディション1(Concours) $171,000
コンディション2(Exellent) $147,000
コンディション3(Good) $105,000
コンディション4(Fair) $80,000
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マツダ コスモスポーツの詳細スペック
《販売期間》1967-1972年
《乗車定員》2名
《ボディスタイル》2ドアクーペ
《エンジンタイプ》2ローターエンジン 982cc
《最高出力》前期:110ps/7,000r.p.m 、後期:128ps/7,000r.p.m
《最大トルク》前期:13.3kgm/3,500r.p.m、後期:14.2kgm/3,500r.p.m
《ミッション》前期:4速MT、後期:5速MT
《全長×全幅×全高(mm)》前期:4,140×1,595×1,165、後期:4,130×1,595×1,165
《車両重量(kg)》前期:940、後期:960
《最高速度》前期:185km/h、後期:200km/h
《生産台数》1,176台
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