MG TCのモデル概要
MG TCは1936年にMG TAから始まったTシリーズの3代目のモデルとして1945年にデビューします。
MG TCのボディは前モデルであるMG TBより車幅が4インチ広くなり、折りたたみ式のフロントガラス、ボディと一体化したフェンダー、19インチのワイヤーホイールなどが特徴的な装備となっています。また、右ハンドルのみの設定となっており、北米などの通常左ハンドルの国でも右ハンドルで輸出されています。
MG TCは、1945年に81台生産され、翌1946年にさらに約1,600台、1948年には約3,000台が生産されました。南アフリカやオーストラリアにも輸出されましたが、メイン市場は北米となっており約2000台が販売されました。
MG TCは、機械的にシンプルな構造で整備性も良く頑丈なクルマです。休日のドライブなど楽しめるモデルですが、一部エンジンとトランスミッションの部品が入手しづらい事があります。Tシリーズに限らずイギリス車は自らガレージで日々メンテナンスをしながら乗る事を想定して設計されているので、遠くまで走行する前には、必ず機関の確認や調整を行う必要があります。
MG TCの価格相場
多少の価格変動がありながらも大きくは横ばいで価格推移をしてきています。多くのMGの車種と同様に投資対象というよりは、乗って楽しむ為の趣味車といった意味合いが強く、極端な相場変動が無いようです。欧米の相場ではコンディションのばらつきもあり$17,500-57,900と幅広いですが、日本ではコンディションの良い個体の販売が多く、400-600万円が中心価格帯となっています。
コンディション1(Concours) $57,900
コンディション2(Exellent) $43,200
コンディション3(Good) $26,500
コンディション4(Fair) $17,500
MG TCの詳細スペック
《販売期間》1946-1950年
《乗車定員》2名
《ボディスタイル》2ドアロードスター
《エンジンタイプ》水冷直列4気筒OHV 1,250cc
《最高出力》54.4hp/5,200r.p.m
《最大トルク》-kgm/-r.p.m
《ミッション》4速MT
《全長×全幅×全高(mm)》-×-×-
《車両重量(kg)》-
《最高速度》-km/h
《生産台数》約10,000台
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