素敵なクラシックカーに乗るときは乗る側もお洒落でいたいもの。そこでクラシックカーファッションに欠かせないお洒落アイテム『ドライビンググローブ』をご紹介!
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ドライビンググローブとは
汗によるステアリングの傷み防止やハンドル操作の際の滑り止めとしてドライビンググローブは多くのドライバーに愛用されています。特にクラシックカーはパワーステアリングがなく、さらにステアリング自体も細いため、汗をかくと非常に滑りやすくハンドル操作がしづらいことがあります。その為、ドライビンググローブはクラシックカーをドライブする為に必須のアイテムとなっています。
現在、世界中のレザーメーカーが生産しているドライビンググローブですが、元々皮革製品の製造が盛んだったイタリアで発展し、現在も生産の中心地になっています。特にイタリア南部トリノに多くの工房が集まり、世界中からのOEMを受け生産されています。
ドライビンググローブは、現代のスポーツ走行向けやレース向け、クラシックカー向けなど様々なタイプやデザインがあり、素材も革で全て作られた物や通気性を考慮しニット素材を組み合わせた物など多種多様です。また手全体を覆うタイプや指先で操作がしやすいフィンガーレスタイプなどの形状もあり、ドライバーの好みでお気に入りのグローブを選べます。
おすすめドライビンググローブ
多種多様なドライビンググローブの中でクラシックカーにおすすめの逸品をご紹介します。クラシックカーには、雰囲気のあるクラシックタイプを選びたい!ということで、革にこだわった高品質のグローブを世界中のブランドからピックアップします。
DENTS(英国)
まずはレザーグローブの名門として有名なデンツ(DENTS)です。ドライビンググローブ界のロールスロイスとも称されるデンツは、1777年にイギリスで創業し、最高級の素材と伝統の技術によってフィット感抜群のグローブを作ってきました。特にレザーグローブの製造を得意とし、中でもペッカリーを素材にした製品は長年に渡り人気を誇っています。英国だけでなくグローバル展開も積極的に行っており、レザーグローブの傑作として世界的に認知されているブランドです。
MEROLA(イタリア)
お次は1870年にナポリで創業された、イタリアの老舗「Merola(メローラ)」です。メローラの製品は映画「ローマの休日」を始め、ハリウッド映画でも何度も使用されており、現在では各国の有名政治家やエグゼクティブに愛用されています。メローラは決して流行に左右される事無く、長い歴史の中で洗練されたクラシックスタイルを守り続ける事を哲学とし、伝統を受け継いだイタリア人職人が、現在でも自社工場で全ての工程を仕上げ、完全ハンドメイドで生産しています。
Mario Portolano(イタリア)
マリオ・ポルトラーノ社は、1895年にナポリで創業し、それから4代にわたりグローブ作りの技術、経験、情熱を家族で受け継いできたブランドです。現在はナポリの目抜き通りに店舗を構え、ナポリの革手袋メーカーを代表する一社になっています。マリオ・ポルトラーノの歴史は手袋工場として始まり、その後は手袋の製造だけでなく、皮のなめしや染色も行い、原皮から製品の手袋の出荷までを一貫して行えるようになりました。自社ブランドだけでなくフェラガモやmiumiuといった有名ラグジュアリーブランドからもOEM生産の依頼を受けており、高い品質が保証されています。
CAUSSE(フランス)
CAUSSEは1892年創業のグローブを専門に手がけるブランドです。セレブリティにも多くのファンを抱え、超一流のグローブブランドとして知られています。エルメスなど名だたるブランドのグローブの生産を担当していることでもCAUSSEのクオリティの高さが保証されています。細部まで隙の無い美しさで仕上げられたCAUSSEのグローブははめてみると高いフィット感に驚きます。ちょっと小さめのサイズを選び馴染ませることで、自分の皮膚のような感覚になっていきます。
CAUSSE コース BOLIDO ドライビンググラブ 6+HALF
価格:46,200円
CHRISTOPHE FENWICK(フランス)
CHRISTOPHE FENWICK(クリストフ・フェンウィック)は、フランスのレザーグローブブランドです。バイクでもクルマでもシーンを選ばないオリジナリティ溢れる雰囲気がクリストフ・フェンウィックの特徴になっています。
CHRISTOPHE FENWICK LE MANS CLASSIQUE (ル・マン・クラシック)
ヴィンテージラバーズ(日本)
Vintage loversはヴィンテージ・カーを愛するライフスタイルをスタイリッシュに愉しむ大人のためのブランドです。デザイナー自身がクラシックカーを所有し、楽しむ事から生まれた製品は随所に工夫が凝らされた注目のブランドです。
ドライビンググローブを選ぶ際のポイント
レザー製グローブはよく「着用しているうちに伸びるので小さめを選ぶと良い」と言われますが、それは裏地がないタイプのグローブであり、裏地のあるタイプだと裏地が伸びないのでジャストサイズを選んでください。いつまでも経っても小さいままで結局使わずに他のグローブをもう一度購入するということになりかねません。逆に裏地のないタイプでは、ドライビンググローブは素肌のようなフィット感が醍醐味の為、小さめを選んで自分サイズに合わせていくのも良いと思います。
お手入れの仕方
レザーグローブは水洗いが基本です。はじめは水で丁寧にすすぎ、汚れがひどい場合はウール用洗剤で優しく洗ってください。時々、手をグローブに入れて型を整えながら洗う事がポイントです。 干す際はタテ方向に少し引っ張ってから必ず日陰干しにしてください。 完全乾燥まで風通しの良いところで2~3日かかりますので、時々手を入れて型をつけてください。 ボタンには少量の油をさしてメンテナンスを行う事と、縫い目のほころびは麻糸などを使って補修も行ってください。