最新価格相場
ランチア ストラトス HF:コンディション別の相場価格(2022年11月時点)
最高・完璧
前月比 0%
非常に良い
前月比 0%
良い
前月比 0%
普通
前月比 0%
クラシックカー投資研究所では、Hagertyの最新相場情報を円換算して価格提示しています。
Hagertyの相場情報についてはこちら>>>Hagerty valuation(英語)
価格推移(CLASSIC.COM)
ランチア ストラトス HF:過去5年間の販売価格の推移
CLASSIC.COMのデータを引用しています。
さらに詳細に調べたい方はこちら>>>CLASSIC.COM(英語)
ランチア ストラトス HFのモデル概要
ランチア ストラトスは、国際的なラリー選手権であるWRCのグループ4(GTSクラス)に参戦する為に開発されたレーシングラリーカーです。WRCグループ4(GTSクラス)が掲げる参加条件「連続する12ヶ月に400台以上の生産」をクリアする為に、限定台数が販売された特殊なモデルでした。
ランチア ストラトスの開発とメカニズム
ランチア ストラトスは、1971年のトリノショーでベルトーネがデザインしたコンセプトカー「ストラトス」をベースに開発されます。この車の特徴はボディデザインです。その革新的なデザインは、ラリーカーとしての機能性を追求した結果、生まれたものでした。短いホイールベースは鋭い運動性能を確保し、広いトレッドはコーナーリング性能を高めています。また、フロントウィンドウはサイドまで湾曲しており、フロントピラーは非常に細くなっています。これにより前方視界が、非常に良くなりました。逆に、ラリーはドライバーが前方しか見ない為、後方視界については太いピラーとルーバーにより犠牲となっています。エンジンはフェラーリ Dino246GT/GTSから流用したV型6気筒DOHCエンジンユニットをラリー用にチューニングして搭載されました。足回りは、フロントにダブルウィッシュボーン+コイル、リアがストラット+コイルの構造となっています。
ラリーでの活躍
ランチア ストラトスは、WRCグループ4(GTSクラス)の参加資格を得る為、1973年に販売が開始されます。そして、1974年10月1日付けでWRC参戦の参加資格「連続する12ヶ月に400台以上の生産」をクリアし、参加を許可されWRCに参戦を開始します。WRCでは、その性能の高さから1974~1976年で3年連続のメイクスタイトルを獲得し、ランチアへ大きな栄光をもたらしました。また、メーカーではなく個人としてラリーに参加するプライベーターからも、ランチア ストラトスは人気がありました。ランチア社が、公式にストラトスでのラリー参戦を辞めた後も、プライベーターたちによって、1978年ツールド・コルス、1979年モンテカルロ、ツールド・コルス、サンレモ、さらに1981年のツールド・コルスなどをランチア ストラトスが勝ち取っています。
ランチア ストラトス HFの諸元表・スペック
販売期間 | 1973-1975年 |
---|---|
生産台数 | 492台 |
ボディスタイル | 2ドアクーペ |
サイズ(全長×全幅×全高) | 3,710mm×1,750mm×1,114mm |
車両重量 | 980㎏ |
エンジンタイプ | 水冷V型6気筒DOHC 2,418cc |
最高出力 | 190ps/7,400r.p.m |
最大トルク | 23.0kgm/4,000r.p.m |
ミッション | 5速MT |
駆動形式 | MR |
サスペンション | フロント:ダブルウィッシュボーン+コイル、リア:ストラット+コイル |
最高速度 | 230km/h |
バイヤーズガイド
ランチア ストラトス HFの購入の際に気を付けるポイント
ランチア ストラトスは、1973年の発売開始から1975年までに492台が販売され、現在では非常に希少なクラシックカーです。その為、昔から多くのレプリカが存在しており、購入する際には個体の目利きが極めて重要になります。また、オリジナルの個体だとしてもラリーカーという性質上、使用状況からフレームの損傷や金属疲労も気になるところで、注意深くチェックする必要があります。ただし、自動車の歴史上でも重要なモデルでもあり、特にラリー車というカテゴリーで見ればトップクラスに君臨しますので、所有する価値は非常に高いモデルです。
ランチア ストラトス HFの価格相場の特徴
ランチア ストラトスは、人気の高いフェラーリDino246GT/GTSからエンジンを流用した兄弟車の為、フェラーリDinoの取引価格と連動します。同様に、フェラーリDinoエンジンを搭載したフィアット Dinoも、フェラーリDinoの価格が急騰した際には、同じように価格相場は高騰しています。ただ、ランチア ストラトスは、WRC参戦の為の特別モデルという希少性と、その運動性能の高さから世界中に熱狂的なマニアが存在するモデルです。今後も、唯一無二の存在として、価値は下がることなく安定的に上昇すると考えられます。
購入車両の探し方
販売されていることは非常に稀ですが、まずは大手販売サイトや個人売買の仲介サイトで現在販売中の車両をチェックします。
現在、販売中のランチア ストラトス HFを調べる。
ご希望の車両がない場合、クラシックカー専門店に依頼します。クラシックカー専門ショップでは大手販売サイトに掲載されていないモデルでも世界中の業者ネットワークから探し出すことが出来ます。
信頼できるクラシックカー専門ショップをさがす。
購入車両が見つからない時の裏ワザ!!
意外と知られていない裏技ですが、中古車販売サイトで掲載がない希少車でも、日本最大の買取ネットワークを持つガリバーに在庫車がある場合があります。ガリバーは”無料“で在庫車から探してもらう事ができますので、一度お問合せをしてみてください。思っている以上に旧車やクラシックカーの掘り出し物があるのでオススメです。
>>>全国の新鮮在庫から、欲しいクルマを今すぐチェック!