クルマが好きな方なら一度はガレージライフを始めたいと思った事があるのではないでしょうか。ただ、真っ先に思い浮かぶのはガレージだと思います。所有車がクラシックカーであれば雨風を防げる保管スペースは必須ですし、場合によっては空調管理までの設備が欲しいといった要望もあるかと思います。
すでに自宅にガレージがある場合は良いですが、ない場合となると、自宅ガレージを建設することを検討すると思います。ただ、ガレージを建設するとなると非常に多くの初期費用がかかるため、ここで多くの方が挫折し、ガレージライフを断念してしまっている現状があります。しかし、最近はガレージを建設しなくてもレンタルしてガレージライフを楽しんでいる人が増えてきています。そして、レンタルガレージは様々なタイプが出てきており、ユーザーのニーズに合わせたガレージタイプを選ぶことで、自宅ガレージよりも充実したガレージライフを過ごすことが出来る可能性もあります。そこでレンタルガレージについてご説明したいと思います。
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レンタルガレージとは
法人または個人のオーナーが貸し出す賃貸型のガレージです。1台ずつ区切られたシャッター付きガレージのタイプや複数台を広いスペースで管理するモータープール型など様々な形態がありますが、基本的には天候に左右されない屋外型の管理スペースのことを指します。またそれぞれのガレージタイプに合わせ、管理サービスなど付帯サービスも提供されており、そのサービスによって費用感も様々です。その為、ユーザーは自身のニーズに合ったタイプのレンタルガレージを選択すると良いでしょう。特にガレージライフを始める際には、ガレージ建設費用など初期投資が大きい為、まずレンタルガレージでガレージライフを始めてみて、こだわりのガレージを所有したくなったらガレージを建設するといった利用の仕方も多いです。その為、ガレージライフをこれから始めようと検討している方は、まずレンタルガレージからはじめてみる事をオススメします。
レンタルガレージのメリット・デメリット
土地やガレージ建設費用がなくてもカーライフを始められるレンタルガレージですが、当然メリットもあればデメリットもあります。下記にメリットデメリットをまとめてみました。
メリット:
初期投資が少ない事がレンタルガレージを利用する最大のメリットです。また、設備管理もオーナー側で行う為、ガレージ維持に対する手間がありません。
さらに同じ趣味を持った利用者同士が集う為、情報交換も行う機会ができ、カーライフを楽しむ為の環境が作りやすくなっています。特にこの情報交換をするネットワーク構築がクラシックカーのような部品調達や整備に対する情報が一般的ではない車種において長くカーライフを楽しめるカギとなっていきます。
デメリット:
一番のデメリットはやはり利便性の問題です。セキュリティの面で仕方がない場合も多いのですが、出庫時間が限られたり、そもそも自宅の近所にレンタルガレージがなかったりします。現状、レンタルガレージは需要に対して少ない状態で、レンタルガレージが近所に見つかったとしても満車になっていることが多くなっています。
また、レンタルガレージは一つの土地に複数のガレージが設置され、多くの契約者が利用する事からお互いが気持ちよく利用する為に気を使う事もあります。また、当然の事ながら賃貸の為、使用規約もあり、本来のガレージとしての使用目的を超えた利用は出来ず、個人的な活用の自由度は低くなってしまいます。
どのようなタイプのレンタルガレージがあるのか?
それでは具体的にタイプ毎にレンタルガレージをご紹介していきます。
タイプ1:賃貸ガレージ
まずは基本となる車庫型の賃貸ガレージです。シンプルに保管スペースだけを賃貸するこのタイプは自宅にカースペースがない場合や、全天候型のガレージがない場合に利用されます。ただ、保管だけなので管理は全て自分で行うユーザーにオススメのタイプとなります。また、一般的にこのような車庫型賃貸ガレージは郊外に設置されていることが多く、都心の方はガレージまで自家用車で出掛けて行く必要があるためその距離がネックとなる場合があります。
その為、マンションなどの地下駐車場を月極契約し、屋内型ガレージとして利用する方法をとっている方が都心では多いようです。ただこの場合は、一般の駐車場利用者が利用するスペースでもありますので、人目に付きやすいという問題もあります。しかし、多くの場合はマンション管理会社による防犯カメラでの監視がされていますので大きな問題はないようです。
タイプ2:ガレージ付き賃貸住宅
ガレージだけでなく休日の隠れ家として利用したい方にはビルドインガレージ付き賃貸住宅がおすすめです。1階にビルドインガレージ、2階に住居スペースとなっている構造が多いようです。ガレージに愛車を保管し、居住部分には愛車の関連グッズやくつろぎスペースを作るなど活用方法は様々で人気があります。実際に住居としても利用出来ますが、週末に通う別荘的なスペースとして活用する方も多いようです。その為、主に高速道路のインターチェンジ近くや幹線道路沿いなど、車でのアクセスの良い場所に建っていることが多いタイプのレンタルガレージです。
タイプ3:モータープール型カー管理サービス
大型倉庫などで多数の車を管理し、オーナーが乗りたい時に来て、愛車をドライブし、その後は預けて帰るようなコンシェルジュ型のサポートサービスまで行うのがカー管理サービスです。提供サービスは様々で、日々のメンテナンスや車検だけでなく、洗車なども行い、オーナーは電話一本で乗りたい時に万全の状態で乗れます。クラシックカー専門店がモータープール型のカー管理サービスを行っていることも多く、保管費用は多少掛かりますが、メンテナンスなどの手間がなく、忙しい方でも安心してカーライフを送ることが出来ます。
自分で愛車をいじりたいタイプには向きませんが、メンテナンスなどの機械いじりが苦手な方や時間がなく、愛車とのドライブだけをしたい方などには非常に相性の良いタイプのレンタルガレージです。
主な提供業者
ヴィンテージ湘南⇒詳細はこちら
AUTO DIRECT(オートダイレクト)⇒詳細はこちら
番外:レンタルピット
すでに自宅ガレージやレンタルガレージなどにカースペースをお持ちの方で、車いじりが好きなカーオーナーが、車の整備やカスタマイズに必要な「作業場所」や設備、工具などを自動車工場からレンタルできるサービスです。
主なサービス
ゴーゴーカレージ(利用者と自動車工場のマッチングサービス) ⇒詳細はこちら
レンタルピット サンエース(横浜) ⇒詳細はこちら