旧車やクラシックカーの部品はどうやって入手するの?古い車のパーツを入手する6つの方法

    憧れのクラシックカーを手に入れ、愛車を良いコンディションで維持していこうと思ったとき、すぐに部品の問題に直面する事でしょう。旧車やクラシックカーの部品は経年劣化や腐食などで、どうしても部品交換が必要になってきます。しかし、国内で新品部品を探そうとしても、一般的に生産中止から10年以上経過しているモデルの部品生産は中止になっていることが多く、自動車メーカーのディーラーに行っても入手は困難です。そこで今回の記事では、旧車やクラシックカーの部品を入手する方法について説明します。

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    旧車やクラシックカーの部品を入手する6つの方法

    定期的に運転を楽しんでいるとどうしても直面してくるのが、消耗部品や機械部品の交換です。走行による磨耗や経年劣化、腐食といった理由で、さまざまな部品を交換するタイミングが出てきます。しかし自動車メーカーからの部品供給が終了しているクラシックカーは、自動車ディーラー以外からも部品を調達しなければなりません。ここからは、クラシックカーの部品を入手する方法をご説明していきます。

    入手方法①:部品取り車を買う

    クラシックカーの部品を入手する手段として、財力に余裕があれば、同じ車をまるまる1台確保して、そこから部品を手に入れる方法があります。車の状態が極上だった場合は、当たり前のことですが高価になってしまいます。そこで、登録に必要な書類が紛失している『書なし』の車や、長期に渡って放置されているような車だと安価で手に入る可能性があります。一方で、無事に部品取り車を手に入れたとしても、保管する場所を確保してないと意味がありません。せっかく手に入れた部品取り車を、屋外に野ざらしで放置しておくと車の状態が悪化する一方です。なので、屋根付きの保管場所を確保するのが一番いいのですが、ハードルはなかなか高い方法になります。

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    入手方法②:ネットオークション・フリマで部品を購入する

    2つ目に紹介する方法として、ネットオークションやフリマサイトで部品を購入するという方法があります。ネットオークションなどで購入する場合に、人気がある車種であれば、どんどん落札額が高額になる傾向があり、予算に余裕がある方しか購入できません。一方で、不人気車だと落札件数が1件しかなく、すんなりと購入できる可能性があります。ただ、不人気車なので、そもそもサイトに登録している可能性が低いという難点も。そのようなことから、自分が探している部品が出品してくるのをいち早く知るためにも、アラート登録は必要です。また、カテゴリや車種名が違うなどといった場合で出品してくる可能性があるので、定期的にサイトを巡回する必要があります。

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    入手方法③:流用できそうな部品を探す

    メーカーは車種に適合する部品を供給しますが、他にもそのまま別の車から部品を流用できる可能性も。ポン付けできる部品や一部加工するという部品もあったりします。自分が乗っている車と同じプラットフォームで製造されている兄弟車や、エンジンが同じ別の車は部品の宝庫です。そういった可能性があるので、部品を探す際は同じ部品を探すのに固執しないで、流用できそうな部品をさがすのも一手です。また、同じメーカーだけでなく他メーカーでも流用できる場合もあるので、視野を広く見る必要があります。

    入手方法④:海外サイトで探す

    輸入車だけでなく国産車も海外では、普通に部品を売っている可能性があり、アメリカやアジアでは、サードパーティ製部品が作られていて、かなり充実しています。また、日本ではフルモデルチェンジしていても、海外では旧型のモデルが継続して販売している場合もあり、海外の方が日本より部品が豊富です。サードパーティ製はどうしても品質という面で不安はありますが、最近はテストを重ねて、品質を確認したものが流通しています。元々は輸入車の方が多くの部品を流通していましたが、近年では、国産車でもクラシックカー専門店だけでなく、一般の修理・整備工場などからも部品を購入できるようにもなってきました。

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    入手方法⑤:アウターパーツを使う

    日産やスズキ、トヨタ、マツダは旧車の部品でも購入できるケースがあります。一方、ホンダや三菱、スバルは純正部品を購入するのは比較的難しいです。そこで、純正部品にこだわりが無ければ、純正同等の社外部品を入手する方法があります。人気車種であれば、純正互換のアフターパーツも多く出回っています。

    入手方法⑥:自動車メーカーからの部品の再生産を待つ

    最近では、自動車メーカーが旧車やクラシックカーの部品の再生産やレストアのサービスを展開するようになってきています。車種は限定されますが、人気がある車種に乗っているオーナーにとってはチャンスがあります。一方で、マイナーなモデルや愛好家が少ないモデルでは、このような対応が難しいのが現状です。しかし、現在は3Dプリンターの登場によって、今後の状況が変化していくかもしれません。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?旧車やクラシックカーは正直、新しい車に比べて維持の大変さはあります。ただ、旧車やクラシックカーの愛好家はその大変さを趣味として楽しんでいる面もあります。同じモデルを愛車とする仲間同士で部品の入手先を教えあったり助け合って、絆を深めています。一方、近年のクラシックカーブームで、世界中の自動車メーカーがクラシックカーへの支援体制を急速に整備しています。これからは部品の調達も楽になり、もっと気軽に好きなクラシックカーを楽しめる世の中になるのではないでしょうか。

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