旧車やクラシックカーの洗車ってどうやるの!?洗車する際の注意点も解説

    旧車やクラシックカーは言い換えれば古い車なので、「サビてて当たり前」「汚れが目立つのはしょうがない」などと思っていませんか?実は旧車やクラシックカーでもちゃんとした洗車をすればピカピカになるのです。ただ間違った知識で洗車をすると、愛車の寿命をさらに縮めるなんていうことにもなり兼ねません。そこで今回は、プロではない一般の方でもできる洗車の方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

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    クラシックカーを洗車する方法

    クラシックカーの洗車方法は、気を使いながら行う必要があります。洗車する上で誰もが当たり前だと思っていたことが、クラシックカーの場合は致命傷となることもあります。なのでここでしっかりと洗車方法を理解しておきましょう。

    クラシックカーの洗車は水をかけてはいけない

    クラシックカーを洗車する場合は、高圧洗浄機などでバシャバシャと水をかけてはいけません。現代の車と比べてクラシックカーは鉄が多いため、サビやすくなるためです。特にサビやすいのは以下の箇所です。

    • ドアの下
    • ライトのユニットまわり
    • エンジンルームの水がたまりやすい場所(特にバッテリーの下辺り)
    • トランクの底(スペアタイヤを保管する場所)

    また、クラシックカーは水抜きの構造が完璧でないものが多く、ドアや窓のモール、ボンネットやトランクの隙間から水が入ってしまう恐れがあります。侵入した水は錆や腐食の原因となります。

    ワックスがかかってるなら「拭き」がメイン

    車にワックスがかかっており、ちょっとした汚れやホコリをかぶっているだけの状態なら、「拭き」の作業がメインになります。作業手順は以下の通り。

    1. バケツに水を入れ、やわらかいタオルやウエスを中に入れます。
    2. やわらかいタオルやウエスを軽く絞り、水気を含んだビショビショの状態にします。
    3. 汚れを浮かすように、一方向に向かって拭き取ります(タオルやウエスは常にキレイな面を使う)

    拭く前に薄めたカーシャンプーを霧吹きでかけてもよいでしょう。拭き終わったら普通の水を霧吹きでかけて、キレイなクロスで拭きとれば完了です。洗車用タオルは以下ようなマイクロファイバークロスがおすすめです。

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    ワックスがかかっていない場合や汚れがひどい場合

    ワックスがかかっていない場合や、汚れがひどい場合は水洗いをする必要があります。ただし水は少なめで、洗剤も薄めたものを使用すると良いでしょう。シャンプーをたっぷりとつけて洗車すると、多量の水で洗い流したときにボンネットやモールのすき間、トランク、ドアなどの内部に洗剤が残ってしまい黒い筋となります。また、各部の潤滑油であるグリスも洗い流すため、サビ発生の原因になります。また、スポンジを使って車を磨くと高い確率でキズになります。タイヤやホイールを洗う場合は、タイヤの高さより上のボディには水をかけないようにします。ホースを手に持ってタイヤやホイールに水をかけながら、タオルなどで拭いていきましょう。汚れがひどい場合は、洗車用のシャンプーを使用します。

    細かいところも点検しましょう

    本気で洗車をする場合は、取り外しが可能な部品は外して洗浄する事もあります。例えばメッキ加工されたバンパーやグリルは取り外して裏面まで磨いてあげます。使用するのは超極細のスチールウールです。台所で使うようなスチールウールだとキズがついてしまうので、目の細かいものを使います。そうすると腐食や錆をしっかりと防ぐ事ができ、綺麗な輝きを保つことが出来ます。
    またドアやゲート内部にはホコリや泥が溜まっている場合があります。そこに湿気が溜まると錆や腐食が発生するのです。なので、もし水を使うほどの状態なら思いっきり水で洗い流してあげましょう。ドアのふちの部分(ガラスのある方)を上から下に向かって水を流します。水はドアの下の水抜きの穴から出ていきます。その後しっかりと拭き取りを行い、乾燥まで行いましょう。

    クラシックカーを洗車した後のケア

    車を洗車したあと、そのまま放置してはいけません。洗車したことに満足してしまって、洗車後のケアを怠ってしまう人が多いです。洗車後のケアをするだけで愛車の寿命を伸ばすことにもなるので、ぜひ実践してみて下さい。

    洗車後は車を走らせよう

    洗車が終わったら、車を20分~30分ぐらい走らせましょう。「洗車をして丁寧に拭いたのに、走ったら中に入り込んでいた水がタレてきた」という経験はあるでしょうか?その性質を利用して、自然のエアブローを行うのです。パネルの裏に入り込んだ水分なども、走ると負圧が発生して、直接風が当たらなくても吸い出すように水分が出てくることもあります。また、エンジンまわりやマフラーまわりも熱によって乾燥されます。ほかにも車の水気を取る方法はあります。ブロワーをというものを使用すると、ボディを拭く手間が減るためキズの防止にもなります。またエアーコンプレッサーというものは、細かなパーツの隙間に入り込んだ水滴を除去することができます。

    洗車後にコーティングをかけよう

    車を磨いて下地がキレイになったら、コーティングをかけましょう。コーティング剤は、WAKO’S【バリアスコート】がおすすめです。クラシックカー販売店でも使用しています。

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    使い方はかんたんで、バリアスコートを吹きかけタオルなどで塗り伸ばしていきます。全面に優しく塗り広げるようにするのがポイント。乾いたら余分な溶剤を拭きとります。ムラが出ないようにするのがポイントです。上手く拭きとれない場合は、きつく絞ったタオルで拭いたり、タオルに溶剤を付けてリカバーします。最後に乾いたタオルで拭き残しやムラがないように拭きます。施工後のツヤ、撥水性、作業の気軽さという点でも本当に良い商品です。

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